オーガスタのパトロンの間で今回 松山英樹の相棒を務めたShota Hayafujiキャディーの18Hでのプレーを終えた後のコースへのお辞儀が話題になっている。
https://www.espn.com/video/clip?id=31239704
日本人である我々にとっても日本的価値観だと感じる行動なので多種多様なパトロン/ギャラリーへの伝わり方は様々であろう。
最近増えた日本のメディアによる自画自賛的に実態以上に誇張する記事も溢れるので全て鵜呑みにせずESPNによるTwitterの投稿文も幾つか読んだところ賛否両論あるようで、否定的な意見も散見される一方でpositiveに受け止められているコメントも確かに多いようだった。
武道の精神
個人的な見解なのだが、こういった行動は武道の影響が根強く残っているのではないかと感じている。子供の頃 剣道を習っていたが剣道場に対する敬意をトコトン叩き込まれた。お隣で活動をしていた柔道部も然りでやはり柔道場に対して礼に始まり礼に終わる。米国人的な表現だと尊厳や敬意を払う価値観が我々の中に無意識のうちに確りと擦り込まれいつのかもしれない。
この武士道的感性や一種のプロトコールが西洋からもたらされたBaseballも当てはめられ甲子園的な文化や価値観にTransformしたのだと思う。こういった背景が一才分からないと球児が一列に整列しグランドに一礼する姿は外国人には奇異(宗教的?)に映り気味悪がられるのかもしれない。
昨今は礼儀正しい日本人像がメディアや映画などを通じて好意的に理解されているのでPositiveな解釈も声が聞こえるので良いのだが100%全員が肯定的とは思えず、きっと中には宗教的で薄気味悪いといった意見もあるのだろうなとも邪推する。
多様性と寛容
我々日本人が中東や他の地域や宗教の文化圏の選手を果たして十分に理解して多様性を寛容に受け入れているだろうかと自問自答してしまう。未だに日本人による日本人的な独りよがりな価値観で歪みが残っている事はないだろうか?
Twitterでは賛否両論飛び交っているが、オーガスタのそういうものも一切合切併せ飲み心から賞賛出来る米国の多様性に寛容で懐の深さ(オーガスタのパトロンの度量の大きさ)に感服させられる。
こういう米国の素晴らしさがアジアンヘイトなどの撲滅に繋がればと願って止まない。GdF D